彼女やパートナーとセックスしてして、相手の反応が良ければ「感じてる」という証拠だと思う男性は多いでしょう。

むしろ、本当に気持ち良くなっているかどうかは、声や態度でしか分からないとも言えますよね。けれども、実は女性の多くは感じてなくても感じているフリ、さらにはイクふりをしていることが多いんです。

今回は、本当に女は演技をするのか。感じている演技やイクふりををしなければならない理由に迫ります。

女性はセックス中に演技するってホント?

下着姿のセクシーな女性

結論から言ってしまうと、女性はセックス中に演技をします。

人によって演技のレベルは違いますが、多かれ少なかれ実際よりも大げさな態度を取ることは普通のことなんです。

演技か否か、オンナの本音

女性を対象にしたとあるアンケートで、セックス中、彼氏やパートナーに対して「イクふり」や「感じているふり」など、演技をしたことがある。と回答した方は75%。

驚くべき結果と感じるでしょうか?
単純に4人に3人は演技経験アリ。ということになりますね。

そうするともう、今の彼女パートナーとのセックスが信じられない…と疑心暗鬼になる男性もいらっしゃるかもしれませんが、女性には女性の理由はちゃんと存在しているんですよ。

演技と言うよりサービス

まず「演技」という表現のイメージが良くないかもしれませんね。

別の言い方に変えるなら「ちょっとしたサービス」もしくは「相手に伝えるための過剰反応」でしょうか。

例えば、誕生日なりクリスマスなりバレンタインなり、彼女からプレゼントを貰ったとしましょう。

でも、中身がそれほど好みじゃなかった。コレはちょっと使えないかも。というものだったとき「ちょっとガッカリだなー」と正直な気持ちを伝えませんよね?

中には「いらねーわ」と突き返す俺様漢もいらしゃるかもしれませんが、大半の方は嬉しくなくても表面上だけは喜ぶのではないでしょうか。

これもある意味演技ですが、ひっくり返せば相手に対する思いやりですよね。
セックスでの演技も同じようなものです。

セックスが嫌いなわけじゃないけど…

セックスで演技をする女性は、セックス自体が好きじゃないということではありません。

むしろ行為そのものは好きなんだけども、相手が望むほどの反応ができるほど気持良くない。というのが現実。

演技しなくてもいいくらい感じられるなら、そうなってみたい。という女性も多いです。

女性向けセックス特集だとか雑誌やネットでの「めくるめく快感が…」なんて体験談を読むと、ホントにそんなことあるのかな?と思う反面、一度味わってみたい。と密かな憧れを抱くことも多いんですよ。

AVはあくまでAV

さすがに漢気ネット読者様は、現実とAVは別物。と思っていらっしゃる方が多いでしょうけれども、女性目線からAVを見ると「この反応はありえないわ」というもの凄く冷めた気持ちになります。

上で書いた「めくるめく快感」に憧れることはあっても、AVのひっきりなしに叫ぶほどの快感を感じることはない。と本能的に分かっているので、リアリティはほぼナシ。

フィクション作品として、アトラクション的な楽しみ方はありますが、AVの世界をリアルに求められてしまうとありえないなぁ。と思ってしまいます。

感じる性感帯・感じない性感帯

ところで、セックスで演技をしなければならないということは、感じないってこと?という疑問がありますよね?

本当に感じていれば演技をしなくても済むということもありますし。

これは時と場合によりますし、個人差が大きいので一概には言えませんが、

  • まったく感じてない場合
  • 多少は感じるけど、大げさに反応している場合

に分かれます。

ハウツー本を鵜呑みにしないこと

今は少なくなったかもしれませんが、ネットでも多く書かれている「必ず女性が感じるポイント」や「女のここを責めろ!」のようなセックスハウツー本。

初心者向きの指南書のようなものをお手本にしている方も中にはいるのでは?

ざっくり言えばそう間違ったことが書かれていることもないんですが、問題は「確実」や「絶対」「100%」はない。ってことなんです。

「ここを責めれば絶対感じる」というのは誇大広告だと思っておくのが無難ですね。

感度の個人差

私も女性ですが、女性の感じ方や感度がすべて把握できているかと言われると、YESとは言えません。他人の体感を自分に置き換えることはできないので、自分の感じ方と他の女性の感じ方を比べることはできないわけです。

ただ、人によって感度にはずいぶん振り幅が大きいなぁ。と思うことは少なくありません。

男性と女性ではオーガズムの波形が違うことはよく言われますよね?

  • 男性は一気に高まってストンと落ちる。
  • 女性はじわじわ高まってじわじわ引いていく。

動物の生殖を考えるとこれが基本になっていることは間違いありませんが、女性の波形も人によって異なるようなんですよ。

男性のように一気に高まって一気に冷めるタイプの方もいれば、荒波のように何度も達してはちょっと落ち、また達しては落ちを繰り返す人もいる。

かと思えばほとんど波がないという平坦な女性も存在するんです。

実際にグラフ化したわけではないですが、話を聞く限りだと女性も人によってずいぶん性感の差があると言えそう。

イカない女もいるってこと

男性にとって、セックスの頂点はイク瞬間ということが多いのではないでしょうか?
快感のピークが射精の瞬間に位置しているのが男性なので、これもごく普通だと思います。

ですが、女性にはイクことを知らない人も決して少なくはないんです。

セックス初心者だからとか、セックス自体に抵抗がある、好きじゃない。ということではなくて、オーガズムを経験したことがない女性もそれほど珍しくはありません。

実は成人女性の3割ほどは絶頂を経験したことがない。というアンケート結果もあるんです。セックスでの中イキができないというのではなく、オナニーでもイケない。
イクという感覚そのものを知らない。というのが現実です。

実際、身近でも「セックスやオナニーが嫌いではないし、むしろ定期的にしたいとは思うけど、イッたことはない」という女性はいます。

まったく気持ちよさを感じない。ということはなく、それなりの快感はあるんだけれども、絶頂とはなんぞや?ということなのだとか。

こういった場合、彼氏やパートナーの前では演技はデフォルトになってくるようですが、実は一生オーガズムを経験しないという女性は、少数ではないのかもしれませんね。

絶対感じるはずなのに…

セクシーな女性の太もも
Photo credit: Licuc via VisualHunt / CC BY-NC-SA

前述したように、感じる・感じないや感度の良し悪しには個人差があるので「絶対」は存在しないと思っておくのがベター。

その中でも、ごく当たり前に感じるポイントとして書かれていることが多い性感帯が、意外と感じていないということもあります。

「ここは性感帯」と思い込んで責められ続けると、苦痛でしかなくなる場合も少なくないので、そんな場所をいくつかピックアップしました。

乳首

もの凄く感じるという女性と、他の皮膚より鈍いくらいに感じない。と意見が分かれてしまう場所。

感じると乳首が勃つ。という反応が見えやすいところなので、感度もいいはず。という思い込みがあるのかもしれませんが、寒くても勃ちますし、気持ちいいかどうかは抜きにして、刺激を与えれば誰でも勃起はします。

神経が集まっていることや、他の皮膚とは質が違うので感じやすいことは間違いないんですが、性感帯として誰にでも当てはまるかと問われるとちょっと疑問。

ホルモンのバランスで、時期によってはちょんと触られただけでも飛び上がるほど痛いこともありますし、感じる日と無感覚の日があるということも珍しくないですね。

もっと言ってしまえば、左右で感度がまったく違うということもあります。

男性も乳首が感じる方と、触られるのも嫌。という方に分かれるようですが、女性も同じなんですよね。

他に比べれば敏感な乳首でさえ無感覚という女性も少なくはないので、おっぱい全体で感じることはかなり珍しいです。

揉まれているビジュアルから感度が増すことはあっても、おっぱい全体が性感に直結していることはほとんどないかもしれません。

クリトリス

クリトリスは快感を得る以外には何の機能もない場所。と言われることも多いですよね。エグい話、そのために女子割礼なんて風習が未だに行われている地域もあるくらいですから。

つまり、クリトリスで快感を得られない女性は絶対いない。という認識があるのではないでしょうか?

ところが、やっぱりいるんです。クリでも感じない女性が。

クリトリスは男性でいうと亀頭に当たる部分になりますが、神経が密集しすぎているために、快感よりも気持ち悪さや痛みを強く覚えることもあります。

虫歯で神経むき出しになっているところを突かれているのを想像してもらえれば分かりやすいでしょうか?

慣れや男性のテクニック次第ということも言えなくはないですが、苦手意識から拒否反応を示す女性もいますし、何をどうやってもクリトリスでは快感を得られないこともあります。

こういった場合、むしろクリトリスそのものは避けるべき。
人にもよりますが、クリの根本や周りの方が多少鈍くなっている分、そっちの方が多少感じる。ということもあるようですよ。

まず、経験値が低いと感じることはほぼない場所ですし、そもそもそれほど敏感にできている器官ではないので、感度を求めない方がいいのかもしれません。

先ほどオーガズムを得られない女性が3割と書きましたが、中イキできる女性は更に少なくなって1割前後です。

腟内にもそれなりに敏感な部分はありますが、やっぱりこれも個人差。よくGスポットを…と言われることが多いですが、Gスポットの位置もそれぞれ違いますし感度も異なります。

いくら責められても気持ち良いどころか痛いだけ。という女性も少なくはないので、無理は厳禁。

元々女性の腟内はある程度の大きさならば、異物を挿入しても挿入していることを忘れていられるくらいに無感覚な場所です。

流石にセックスの最中に入っているのが分からないということはありませんが、感じるか感じないかはまったく別の問題ですね。

気持ちいいより大事なこと

演技まではいかなくても、女性がセックス中にちょっと大げさに反応をするのは、

  • 彼氏やパートナーに不感症だと思われたくない。
  • つまらないと思ってほしくない。
  • 男性の自信喪失に繋がるのでは?

という理由がほとんどです。

決して漢に求められるから、嫌々セックスに付き合っているというわけではありませんので、その辺りは女心を汲んでくれるとありがたいですね。

女は脳で感じる

抱き合ってキスしている男女カップル

女性の性感には個人差もありますが、快感の種類もあるのかもしれません。
単純に体で感じる快楽だけではなく、触覚以外の視覚や聴覚から気持ち良くなるということは大いにあります。

もの凄く単純な話をすれば、性感帯を刺激されたら相手が誰でも快感を得てしまう可能性だってありますよね。それが痴漢だとかレイパーだとか、望まない相手でもポイントを外されなかったらイケてしまう。

女性の体はそんなに単純なものじゃありませんよ。

イカなくてもいいんです

今まで一度もイッたことがないという女性も、オナニーならイケるけどセックスではイケない。または、クリトリスではイケるけど中イキはできない。

そんな女性の大半は、可能ならば特集で組まれるような「めくるめく快感」とやらを味わってみたい。と思うことはあります。

ただ、イカせてくれるなら誰でもいいかと問われたらそんなことはありませんし、やっぱり彼氏やパートナー…ちゃんと愛情や信頼を置ける相手であることが前提であることがほとんどでしょう。

もちろん稀に、快感優先の女性もいらっしゃいますが。

女性にとってセックスはオーガズムを味わうためだけの行為ではなくて、愛情交換のタイミングだったりスキンシップの時間だったり、快感よりもその他+αの部分の方が大きく占めていることが多いですね。

だから、できればイッてみたいけれども、まぁイカなくてもいいか。と現状のセックスに満足している女性もそんなに少なくはないんです。

言いたくても言えない本音

セックス中に「演技」や「感じているフリ」「大げさな反応」をしていることを相手に知られれば、男性をがっかりさせることは目に見えています。

運が悪ければ喧嘩の原因にもなるでしょうし、別れ話の発端になるケースもあるかも。

相手を大切に思えば「全然気持ち良くないんだよね」と本音を言ってしまうより、多少わざとらしくても「演技」をしてしまうのは、女性の優しさと思ってください。

自分の快感より、男性が満足できたかどうかの方が心配な女性もたくさんいます。

もし本気で改善を試みようとするのであれば「もし感じないなら一緒に研究しよう」くらい大真面目に取り組んでみるのもアリだとは思いますけれどもね。

「気持ち良くもないのに、演技してるなんて…」とご立腹されている男性の皆様、女にも演技をするにはそれなりの理由があることをお分かりいただけたでしょうか?

男性と女性では体の構造も違いますし、快感の質や感じ方も異なります。

そして女性でも感度は十人十色ですので、マニュアル通りにはいかないということですね。

セックスの最中「多分演技だろうなぁ」と思っても、見て見ぬふりを決め込んで、自分はちゃんと感じたよ。とアピールしてあげればそれでOKです。