漢にとって”ペニスより大切”と言っても過言ではない睾丸。

子孫を残していくのに欠かせない精子を生産するだけでなく、男性ホルモンの95%を占めるテストステロン分泌しているのも睾丸です。

漢の性欲もテストステロンなしには湧いてきませんので、睾丸なしにはセックスしたいとも思いません。勃起にもテストステロンが欠かせないので、睾丸のやる気がないとペニスも勃起しません。

睾丸があって初めて、我々漢たちはあのオナニーの快感、あのセックスの快感を得ることができるのです。

漢にとってこんなにも大切な睾丸ですが、それを包む玉袋がなぜ伸びたり縮んだりするのか知っていますか?

今回は、漢が意外と知らない、タマヒュンの理由を解説します。

タマヒュンの種類

3つ並んだ木のボール

睾丸が縮み上がる現象、通称タマヒュンは、極度の緊張状態に陥ったときに突如やってきます。

足がすくみそうなくらい高いところにいる時や、強い恐怖を感じている時なんかには、決まって玉袋が収縮しますよね。

また、精神的には落ち着いていても寒い時にも玉袋が縮みますし、射精前にも玉袋がぎゅーっと縮みあがります。

上の3つはどれも玉袋が収縮するという点では同じですが、実はそれぞれ目的が異なります。

タマヒュンの3種類のメカニズムとは?

目的は違えど、どのタマヒュンも、子孫を残すために欠かせない「精子」を守るために、我々の体が勝手に玉袋を操作していることで起こります。

玉袋は一見ただの皮膚のようですが、玉袋の体に近い部分には精巣挙筋(せいそうきょきん)という筋肉があり、その精巣挙筋が玉袋の伸び縮みをコントロールしています。

危険を感じた時、寒い時、射精する時には、この精巣挙筋が働いて玉袋を縮ませているのです。

※この精巣挙筋は上部で腹筋(内腹斜筋)とつながっている筋肉で、随意筋(自分の意思で動かすことができる筋肉)に分類されていますが、実際には私たちの意思ではほとんどコントロールできない不思議な筋肉です。

1. 緊張状態でのタマヒュン

緊張している初老男性

まずはじめに、極度の緊張状態や恐怖を感じている時のタマヒュンですが、これは人間に潜在的に備わっている防御反応です。

熱に弱いことで有名な精子ですが、精子とそれを生成する睾丸は外からの衝撃にも非常に弱いです。

衝撃が加えられそうな不安や恐怖を感じた我々の体は、意思とは関係ないところで勝手に精巣挙筋を操り、睾丸をなるべく体に近づけようとします。

ぶらんぶらんにぶら下がった状態の睾丸よりも、体の近くにギュッとくっついていた方が安全なのは当然ですよね。

ペニスよりも大事な睾丸を守るために

動物にとって、子孫を残していくために睾丸は最も大切な部位です。

その睾丸が傷つけられてしまったら、野生動物であれば生きる意味を失いかねません。

人間は、子孫残し以外にも生に意味を見出せる生き物ではありますが、そうした動物本来の防御本能がタマヒュンを引き起こしているのです。

玉袋を伸ばせば緊張が解ける?

科学的に証明されているわけではありませんが、緊張でタマヒュン状態にあるとき、逆に手で玉袋を伸ばしてリラックスさせてあげると、緊張が解けるという説もあります。

緊張してどうしようもないという時はこっそりパンツに手を突っ込んで、玉袋をグイーッと引き伸ばしてみましょう。

2. 寒いときのタマヒュン

雪が積もっている寒そうな大自然

寒い時にも起きるタマヒュンですが、これは睾丸の温度を下げすぎないようにするための反応です。

精子にとっての適温は、体温よりも1〜2低い34度〜35度であり、それが睾丸が体の外部にぶら下がっている所以です。

外気を利用して精巣を冷やし、常に体温よりも若干低い温度に保っているのです。

寒すぎても死んじゃう精子

熱に弱い精子ですが、寒さにも弱いです。

ですので、外気が34度以下になると体は精巣を温めようとします。

どうやって温めるかというと、精巣挙筋を使って睾丸を体の近くに持ってきて、体温を利用して温めるのです。

これが「寒いとタマヒュンする理由」で、精子と精子を温度変化から守るために体が勝手に行なっています。

熱がある時は逆に伸びきっている玉袋

もうお分かりかと思いますが、逆に睾丸を取り巻く環境が熱すぎる時は、体が睾丸を冷まそうとします。

高熱で寝込んでいるときは玉袋がダラーんと伸びきっていると思いますが、それは睾丸が熱を持ちすぎてしまっているために、体が「睾丸をどうにかして冷やして精子を守ろう」としているのです。

サウナとかに行くと時々ロング玉袋マンがいますが、普段はもう少し収まりのある形をしている可能性がありますね。

妊活中の漢は特に精巣挙筋の動きに敏感に

我々漢の体は、精子にとって一番快適な温度を本能的にわかっています。

精巣挙筋が伸びていたら精子が熱がっている、縮んでいたら寒がっているというサインですので、精巣挙筋の状態に応じて冷ますor温めるのケアをしてあげましょう。

温度調整をすることで睾丸の活動を活発にでき、精子量と質を高く保つことができますので、特に妊活中の男性はこまめに気にしてみましょう。

3. 射精前のタマヒュン

発射するスペースシャトル

興奮しているとなぜが玉袋が縮むことってありますよね。射精直前は、特に玉袋がキューっと縮むという方が多いと思います。

これは、上の二つのような防御反応ではありませんが、精子を精巣から精管に送り込むための動きです。

射精準備のためのタマヒュン

精巣は精管と繋がっているためタマヒュンしなくとも射精することは可能ですが、効率よく一度に大量の精子を精巣から送り出すには精巣が持ち上がってる状態がベストです。

そのために精巣挙筋を使って精巣をからだの近くに引き上げているのです。

体温が高過ぎればタマヒュンしない

AVを見ればタマヒュンせずに射精する男優もいますが、それは彼らの体温が高いことが理由と考えられます。

いくらたくさんの精子を精管に送り込むことができたとしても、熱に弱い精子が途中で体温によって死んでしまったら意味がありません。

そのため、体温が高い時は射精直前でも、温度調整を優先して精巣挙筋を収縮させません。

まとめ

漢のシンボルとしてはペニスばかりに目が行きがちですが、睾丸はそれ以上に大切なパーツであることに気づいていただけましたか?

欠かせない部位であり超デリケートな金玉ですが、玉袋はそんな金玉を守るために常に必死になって動いてくれているのです。

タマヒュンをバカにせず、精巣挙筋に感謝しながらセックスを楽しみましょう。

なぜ寒いと玉袋が縮むの?意外と知らないタマヒュンのメカニズムを解説